2015年の振り返り+2016年の抱負

明けましておめでとうございます・・!

Qiitaをエンジニアブログとして使っているけど、エンジニアと無関係なことについて綴る場所がほしかったのもあり、非エンジニアなことをこのブログに書いていくことにしようと思う。

手始めに2015年の振り返りをメモ的に書いてみる。

2015年について

社会人4年目であり、エンジニア25歳定年説の年。 仕事では(身を削りながら)シニアレベルのAndroidエンジニアとしての地位を確立しつつ、ジェンダー、子育て、教育の話などをいろいろ考えた年だった。

抱負は、「いま目の前にあるリアルな問題を解決する」だった。元はIT技術が必要とされているところに行き届かず経済的なところが重視されていることへの憂いと戒めであったが、最終的には自身の問題へとたどり着いた。

3月:手術

研究室缶詰の間に発症してたションベン出ない病が限界になり慌てて病院に行ったところ尿道狭窄症であると判明、1週間の入院・手術した。暇&環境が良すぎるので本を読んだりコードを書いたりしてた。隣の人も学生だったのでちょっと話したりした。

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河北病院出張オフィスの様子です。病院スタッフの皆さんに感謝でした。読んだ本はこんな感じです。

後者2冊を通して、日本の男子が働く時間切り上げて家に帰って家事・子育てをすることが全てを解決すると確信した。

あと、Vim教からAtom教へのエディタの改宗をしたのはここです。

ちなみにこのあと数ヶ月間自分で「カテーテル挿入抜去」こと自己導尿をすることになったのはいい思い出。 それと夫の検査(生検?)に付き添っていたおばちゃんと仲良くなり、なぜだか下記のメモ張をもらったこともいい思い出。

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4月:聖蹟桜ヶ丘

いや、耳すま一発でファンになったのでw ジブリ大好きな高校の友達が名古屋からはるばる遊びに来てくれたので、一緒に行ってきた。

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↑図書館まで近道!

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↑「や、やだ・・こんな時・・冗談言わないで」

聖蹟桜ヶ丘をここに書くのにはもう1つ理由があって、地球屋がある(実際にはない)ロータリの近くの公民館にいたおじいちゃんと話のがあまりに印象的すぎたから。

爺「こんな田舎に何しに来たんだぃ?」
私「いや、耳すまのファンで・・」
爺「ああ、若いのがよく来るねぇ、でも、ここの若い者はみんな外に出ていったよ。残ってるのは老人だけ。」
爺「土地が安くなって、マンションに住みたくない人が同じくらいの金額で一軒家に住んでるよ。」
私「何でそんなに人がいなくなってるんですか?」
爺「仕事がないからなぁ。東京の方ばっかりに仕事がある。何の仕事してんだい?」
私「ITです」
爺「ITか、ITならどこでも仕事できるだろう。田舎は空気もよいし、景色も良いし、自然も多いし、いいことだらけだよ。」

我々は東京集中を反省して、もっと工夫するべきフェーズなのではなかろうか。ちなみに、近くに保育園もあったよ。

5月:インド旅行と結婚式

初めての一次会からの結婚式が、ま、ま、まさかのインド!? 後輩と一緒にインドに飛んだのが5月。

インド人の先輩の結婚式は多くの親族や友人に囲まれる中、舞台の上で結婚のための儀式を行うというとてもエキゾチックな式だった。

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結婚の儀式が終わった後で記念撮影。独特の衣装を身にまとったお二人の輝きがすごい・・! 初めて招待された結婚式、本当に楽しめた。招待してくれてありがとう・・!!

後輩と一緒にインドの観光も楽しんだ。

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↑タージマハル、中も入った。近づけば近づくほど石の美しさと細かな彫刻の美しさが浮かび上がってくる。

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↑式の後、後輩とPanambur Beachで泳いだ時の映えた1枚。他の先輩方放置でごめんなさいw

恋バナ、故郷の話、懐メロ(中国人だけど80〜90'sあたりの邦楽を日本人より聴いてそう・・!?)の話とかもしたなぁ、楽しかったぜ・・!

多くの街を回れたわけではないけど、インドは本当にいろんな顔を持っている国なんだなと思いました。

(注:デリーの「政府公認」とか言ってる旅行会社と、生のフルーツ(缶詰以外)は危険なので気をつけて・・!相棒は両方喰らってた・・w)

5月〜9月:エンジニア活動への偏重とAndroid

後述の危機から逃れるように、仕事を含めたエンジニア活動に偏重するようになった。一方でshibuya.apkに参加したり、Qiitaの記事をちまちま書くようになって(RxJavaとか)、(シニアレベルの)Androidエンジニアにジョブチェンジした時期でもある。

特に7月〜:アイデンティティ危機とジェンダー

2014年にプロポーズしてから1年近くになっていたけど婚姻届を出していない件があって、主に相手の親の反対が理由だったんだけど、その辺からこじれにこじれた話。

「しっかりしてない」「頼りない」などと言われてたけど、挙動不審なのは認めつつ「男らしくない」というニュアンスが含まれていたことにとても苦しんだ。女子(含yome)から「女子と話しているみたい」って言われるタイプの人間で、それを良しとしてたので、そのままアイデンティティ危機的な状態になって精神衛生上ボコボコだった。

親が悪いとは一切思ってなくて、ただそれが社会的に受け入れられないとわかったことに加え、自分がどうしていたいのか、どう表現したらいいのか、わからなくなってしまったのが危機だった。

最終的に、yomeはありのままを受け入れてくれている。本当に感謝している。そのおかげで、いろいろな意味で(技術者としてではない)自分らしさを考えるようにもなった。 それから、大学の(ローム記念館PJの)先輩がしれっとyomeに対して自分のことをほめてくれていたみたいで、それもまたうれしかったです。

ジェンダーセクシャリティの話に以前から興味があったり、yomeも同性婚の話題を通してそうであってくれたり、以前いとこが「Xジェンダー」(既存のジェンダーの考え方に当てはめ(たく)ないジェンダー)をオープンにしていたりし、いろいろ調べたり考えたりする機会があったのも助かった。セクシャルマイノリティな人たちの側にアンテナ張ったのもこの時期。その辺に関しては気が向いたらいろいろ書くと思う。

あ、あと以前同期に(yomeが好きすぎてw)True Loveとか言われてたけど、「デミセク」っていう「親しくなった人にしか性的な興味を抱かない」(消極的なだけの草食男子とは異なる)のが自分に当てはまりそうだと気がつきつつ、それが(LGBTの陰に隠れた)セクシャルマイノリティだということにとても驚いたのもあった。当てはまる人ゴロゴロいそうな気がするのでデミセク診断(英語)とかどうぞ。

7月:無料の塾と学級崩壊

タイミング的に前述の危機を解決することに必死になってしまって1回しか参加できなかったが、様々な事情から塾に行けない小・中学生たちに無料の塾をやる自主的なサークルに顔を出したりした。 そこで聞いた話は、教育費と貧困とかじゃなく、学校の授業の崩壊だった。家で勉強できる環境にないからかと思っていたけど、実際はそもそも学校が機能していないという話は衝撃だった。 いろいろ落ち着いたらまた参加したいと思う。

10月:とあるプロジェクト〜学習成果の可視化と一般化〜

大学先輩が紹介してくれた(別の)大学の准教授の先生とのプロジェクトが始まった。 詳しいことはまだだけど、大学の個々の単位の中身がバラバラすぎて、ほとんど評価されなかったり互換や独自学習が効かなかったりする(がゆえに就活では学校名が重視されるんじゃなかろうか)現状を、Mozillaが今まだ実証中の仕組みを使って学習成果の可視化と一般化をして打破する予定。

yomeとも合意なのが新卒一括採用や就活は本当に不毛なので早くなんとかしたいという所存でもある。

紹介してくれた先輩と僕に頼んでくれた先生に感謝です・・!

11月:同級生の結婚式

結婚式に参加する回数の多い年だったんですが、一次会からの結婚式がもう1回。高校から付き合い続けていた部活の同期同士のカップルがついに結婚した。 とてもいい式だった。沖縄で1年間生活していた新婦のために駆けつけた島人(しまんちゅ)の皆さんも最高のノリだったw 何より新郎新婦もその親族もみんないい人で、そして友達をすごい大切にしているんだなって、なんだろう、純粋に人柄の良さがちょっとうらやましくなったりした。

12月:とある写真館のNAS事情

某Nから始まる電器会社から写真館に婿入りした先輩の話。NASの故障を直しに行った時に感じたのが、写真館のストレージソリューションのなさ。年2TB以上生成され一生保存し続けるデータで、AWS S3だと高すぎるし、店に保管はRAID1を組もうが安全性に欠ける。

あと以前この先輩の写真のJPEGヘッダ破損を直したことがあるが、HDDのサルベージ業者はありつつ、写真(JPEGとか)のデータが論理破壊を起こした時に(例え壊れているのがヘッダだけだったとしても)対応できる業者がないらしい。あ、お仕事お待ちしておりますw

12月(その2):26歳

アラサーも「ギリギリまだです」とか言えない領域に入ってしまった。それから25歳定年後継続雇用でエンジニア続けられそうです。

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みてねチームのメンバーに祝ってもらいました。うれしかったです、ありがとうございます!

例の乞食リストです。

ピアノの進捗

独学でピアノを練習している(かつてちょっと習ってた)。 ようやくバイエル100番を突破した。ブルグミュラーソナチネ100番を買っておいた。 西村由紀江さんの「やさしさ」「明日を信じて」を弾けるようになった。中村由利子さんの曲も弾こうとしたが、どうも綺麗に弾けず一旦断念。

2016年の抱負

振り返りがめちゃくちゃ長くなってしまった・・w

自分を表現する

危機の話を書いたけど、その辺と折り合いをつけられたことでできるようになったことを、なるべく20代の間にしっかりやっておきたいという気持ちです。閉じこもるだけじゃなくて。

人とのつながりを大切にする

自分の決定的に弱いところはそこだと思う。結婚式の話とプロジェクトの話を書いたけど、人のつながりがいろんな化学反応を起こすことはわかっているつもりなので、そこに重点を置いていきたい。

くくり

5500文字になっててビビった・・w 2016年もよろしくお願いします・・!